AND / 複数の条件をすべて満たすか判定

AND(アンド)/ エクセル対応 2016 2013 2010 2007 / 使用頻度 ★★★ 便利度 ★★★

Excel関数:AND(論理式1[,論理式2]・・・[論理式N])

 AND関数は、論理式で複数の条件を指定し、すべての条件が満たしているかどうかを判定するExcel関数です。結果の判定は、すべての条件が成立した場合は「TRUE」を返し、ひとつでも不成立であれば「FALSE」を返します。「AかつB」のように複数の条件を「かつ」でつなげた条件を指定したいときに使うExcel関数です。

【例題】関東地方の女性かどうか判定する

 AND関数を使用し、複数の条件として「C3=”関東”」(地区が関東地方)かつ「D3=”女”」(性別が女性)という2つの条件を両方とも満たしているか判定します。
 つまり、「C3」が「関東」かつ「D3」が「女」となっていれば「TRUE」と表示され、どちらかひとつでも条件を満たしていなければ「FALSE」と表示されます。
コピペ用 =AND(C3=”関東”,D3=”女”)
AND関数 例題

【応用例題】関東地方の女性かどうか判定し、該当者に「○」を表示

 上記例題では、すべての条件を満たした場合「TRUE」と表示しましたが、本応用例題では「○」と表示させます。流れとしては、AND関数を使って複数条件を指定し、その判定結果によりIF関数で条件分岐処理を行います。
 まずはAND関数を使用し、複数の条件として「C3=”関東”」(地区が関東地方)かつ「D3=”女”」(性別が女性)という2つの条件を両方とも満たしているか判定します。「C3」が「関東」かつ「D3」が「女」となっていれば「TRUE」と表示され、どちらかひとつでも条件を満たしていなければ「FALSE」と表示されます。今回はIF関数を利用し、「TRUE」と判定されたものを「○」と表示するので、IF関数でAND関数を囲み、条件分岐処理を行います。
コピペ用 =IF(AND(C3=”関東”,D3=”女”),”○”,”-“)
AND関数 応用例題

<補足>
 「AND関数」「OR関数」「NOT関数」は引数の論理式で指定した条件の結果により「TRUE」や「FALSE」の論理値を返します。繰り返しになりますが、「AND関数」は指定した条件がすべて成立している場合に「TRUE」を返します。「OR関数」は、指定した条件のうち一つでも成立するものがあれば「TRUE」を返します。「NOT関数」は反対に、指定した条件を満たしていない場合に「TRUE」を返します。

スポンサーリンク
レクタング(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする

スポンサーリンク
レクタング(大)