IFERROR(イフ・エラー)/ エクセル対応 2016 2013 2010 2007 / 使用頻度 ★★★ 便利度 ★★★★
Excel関数:IFERROR(値,エラーの場合の置換える値)
対応するエラー値は「#N/A」、「#VALUE!」、「#REF」、「#DIV/0!」、「#NUM!」、「#NAME?」、「#NULL!」とほぼ全てのエラーとなり、それらのエラーを別の値に置き換えることができます。Excel内の表の見た目を意識する方なら、必須のExcel関数です。
【例題1】エラーの値を「-」に置換える
IFERROR関数の値として「D3/C3」の計算結果がエラー値になる場合は「-」を表示し、エラー値にならない場合は「D3/C3」の計算結果を表示します。
コピペ用 =IFERROR(D3/C3,”-“)
【例題2】エラーの値を「0」に置換える
IFERROR関数の値として「C3/D3」の計算結果がエラー値になる場合は「0」を表示し、エラー値にならない場合は「C3/D3」の計算結果を表示します。「0」は数字のため、IFERROR関数内で「””」(ダブルクォーテーション)でくくる必要はありません。
コピペ用 =IFERROR(C3/D3,0)
【応用例題】VLOOKUP関数で、商品コードから商品名を抽出。
※商品コードが無い時はIFERROR関数でエラー処理実行
VLOOKUP関数を使用し、該当する商品コードを商品リストから検索し、商品コードに該当する商品名と単価を抽出します。今回はあえて存在しない商品コードを「本日の売上」表に記載し、エラー結果「#N/A」を発生させます。
そこでエラーを別の値に置き換えるべく、VLOOKUP関数の外側を「IFERROR関数」で囲み、商品コードが存在しない場合(VLOOKUP関数がエラーを返す場合)は「””」空白を表示するようにします。
コピペ用 =IFERROR(VLOOKUP(B13,$F$3:$H$9,2),””)
<補足>
上記の応用例題のように、IFERRROR関数をVLOOKUP関数とと組み合わせることで、より表計算としてクォリティの高い表を完成させることができます。Excel関数は様々な関数を組み合わせることで、処理の幅が広がります。