Excel上で日付や時間を計算、利用するための関数です。
時刻データから「時」「分」だけを取り出したり、日付データから「年」「月」「日」だけを取り出したり、土日を除いた指定した日付の期間や指定した日数後の日付を求めたりすることができます。便利なExcel関数で使用頻度も多いです。
また、Excelでは、日付と時刻をシリアル値(下記Excel関数一覧の下に説明記載)と呼ばれる整数と小数で管理しています。シリアル値を使用して日付や時刻の取得、日数や期間の計算を行います。
< 日付や時刻を求めるExcel関数一覧 >
現在の日時 | TODAY | 現在の日付を求め表示する |
NOW | 現在の日付と時刻を求め表示 | |
年月日の取得 | YEAR | 日付から「年」を求め表示 |
MONTH | 日付から「月」を求め表示 | |
DAY | 日付から「日」を求め表示 | |
時分秒の取得 | HOUR | 時刻から「時」を求め表示 |
MINUTE | 時刻から「分」を求め表示 | |
SECOND | 時刻から「秒」を求め表示 | |
曜日の取得 | WEEKDAY | 日付から曜日を求め表示 |
週番号の取得 | WEEKNUM | 日付が何週目かを求め表示 |
日付の変換 | DATESTRING | 日付を和暦に変換する |
日付データ | DATEVALUE | 文字列で表示された日付を日付データに変換 |
DATE | 年、月、日の数値から日付を求める | |
時刻データ | TIMEVALUE | 文字列で表示された時刻を時刻データ変換 |
TIME | 時、分、秒から時刻を求める | |
期日 | EOMONTH | 指定した月数後(前)の月末日を求める |
EDATE | 数カ月前や数カ月後の日付を求める | |
WORKDAY | 土日と祝日を除外して日付を求める | |
WORKDAY.INTL | 特定の曜日・祝日を除外して日付を求める | |
期間 | DAYS | 2つの日付から期間内の日数を算出 |
DAYS360 | 1年を360日として期間内の日数を算出 | |
NETWORKDAYS | 土日と祭日を除外して期間内の日数を算出 | |
NETWORKDAYS.INTL | 指定した休日を除外し期間内の日数を算出 | |
DATEDIF | 2つの日付から指定した単位の期間を算出 | |
YEARFRAC | 指定した期間が1年間に占める割合を算出 |
シリアル値について
シリアル値は、日付と時刻データを整数と小数の数値で表したもののことを言います。シリアル値の整数う部分は日付を表し、小数部分は時刻を表します。シリアル値は整数として扱えるので、足し算や引き算などの計算に利用でき、日付や時刻の計算を行うことができます。
<シリアル値:日付>
日付のシリアル値は「1900年1月1日」を「1」として「1900年1月2日」を「2」となります。1日1カウント増えていき、「9999年12月31日」まで数字が割り当てられています。
<シリアル値:時刻>
時刻のシリアル値は「午前0時ピッタリ」を「0」とし、翌日の「午前0時ピッタリ」つまり24時間後が「1」となります。24時間未満は0~1の間の小数で表され、たとえば「12時」であれb「0.5」となります。
Excel関数 機能別分類リスト
- 条件で処理を分ける論理式のExcel関数
- 日付や時刻を求めるExcel関数
- 文字列を操作するExcel関数
- 数値を計算する数学Excel関数
- 集計・分析を行う統計Excel関数
- データ検索・取得Excel関数
- 財務処理Excel関数
- Excel全関数一覧